「電気代が高い」と感じる場合、そこには必ず原因があります。
そこで、年間3万円の電気代節約に成功した私が、電気代が高くなってしまう原因を徹底解説します。
色々な種類の原因を見ていく中で、「自分は何が原因で電気代が高くなっているのか」を把握しましょう。そして、電気代を今よりも安くする方法についても解説していますので、最も効果を感じられるものから実践していくと良いでしょう。
先に結論を言ってしまいますが、電気代を手っ取り早く大幅に安くする方法は「電力会社を乗り換えること」です。
数ある電力会社乗り換えサービスの中で最もおすすめな「【電気チョイス】」を利用すれば間違いないです(利用料0円)。
また、この記事の最後には、すぐにできる電気代節約術も紹介していますので、ぜひ今日から実践してみてください!
電気代の相場ってどれくらい?
まず、そもそも電気代の相場がどれくらいであるかを知っておくことが重要です。その上で、自分が毎月払っている電気代がどれくらい高いのかを把握しましょう。
以下、世帯人数別の平均電気料金です(全世帯平均の電気料金は一番下の行)。
世帯人数 | 電気代平均(2023年) |
---|---|
1人 | 6,808円/月 |
2人 | 11,307円/月 |
3人 | 13,157円/月 |
4人 | 13,948円/月 |
5人 | 15,474円/月 |
6人 | 17,869円/月 |
平均 | 10,559円/月 |
※出典:政府統計の総合窓口(総務省)「家計調査_2022年」
1人暮らしの場合、平均電気料金は6,808円/月であることが分かります。2人暮らしなら11,307円/月、3人暮らしなら13,157円/月というように、世帯人数が増えるごとに電気代も高くなっていることが分かります。
ただ、3人暮らしと4人暮らしでは電気代に大きな差がないことも分かります。
電気代が高い原因
補助金制度の終了
ロシアによるウクライナ侵略等の世界情勢を背景とした世界的な燃料価格変動により、電気料金にも大きく影響を及ぼしています。
国民生活・事業活動を守るため、電気・ガス価格激変緩和対策事業として、家庭用の低圧電気3.5円/kWhの値引きがありましたが、2024年5月は1.8円/kWh、それ以降は値引きがされなくなります。
補助金制度終了により、世帯あたりの電気代が1,475円/月も増加している状況です。
※出典:電気・ガス価格激変緩和対策事業
※出典:NRI コラム 木内登英のGlobal Economy & Policy Insight
電気代の値上げが実施されている
電気の市場価格の高騰などにより、電気代が高くなっています。電気代が値上げされる背景について説明します。
燃料価格の高騰
ロシアのウクライナ侵攻により、ロシアへの経済制裁が実施されました。経済制裁のうち、ロシア産資源の禁輸措置により、ロシアからエネルギー資源を輸入していた国は燃料価格高騰が発生しています。
また、急激な円安(円の価値が低い)によって、今までよりも外国から購入する燃料価格が高騰しています。
電気料金は基本的に以下のように、「基本料金」「電力量料金」「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の足し算で計算されています。
そのうち電力量料金を細かく見ると、燃料費調整額というものが含まれています。
そのため、燃料価格が高騰すると、この「燃料費調整額」が高くなってしまうのです。

参考:燃料費調整価格について
燃料費調整価格は、石油・石炭の貿易統計価格をもとに算出される「平均燃料価格」と電力会社が設定する「基準燃料価格」から決定しています。
平均燃料価格が基準燃料価格よりも高い場合、燃料費調整価格は値上げされます。反対に、平均燃料価格が基準燃料価格よりも安い場合、燃料費調整価格は値下げされます。
燃料費調整価格は毎月変動するため、それに伴って電気代も毎月変動します。
契約プランによっては、ある一定の燃料費調整価格を超えた分は値上げされないように上限が設定されているものもあります。ただ、設定されていないプランもあります。
プランを選ぶ際は、燃料費調整価格の上限が設定されているものにしましょう。
電力供給不足
国内の電力供給が不足していることも電気代が高くなっている原因の一つです。需要に対して供給が追い付いていない状況です。
電力供給が不足している背景として、東日本大震災による原子力発電所の停止、火力発電所の老朽化による休廃止などが挙げられます。
電力の需要が高い時期(夏や冬など)には電気料金が高くなる傾向があるため、「夏や冬にエアコンを使いすぎない」「市場連動型のプランにしない」など家庭でできる対策を考えていくことをおすすめします。
再生可能エネルギー発電促進賦課金の値上げ
再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、再生可能エネルギーの固定価格買取制度によって電力会社が買い取りに必要となる費用を補填するために、電気料金の一部として組み込まれている料金です。
FIT制度での電力の買取を続けるため、電力を使っている人々で平等に負担しているのです(電気料金支払い時に自動徴収)。
前述したように、電気料金は基本的に以下のように、「基本料金」「電力量料金」「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の足し算で計算されています。
そのため、再生可能エネルギー発電促進賦課金が値上げすると、電気代が高くなってしまうのです。

ただ、近年は値下げされることも増えてきたため、今後は電気代が高い原因として挙げられなくなってくるかもしれません。
一時的に再生可能エネルギー発電促進賦課金が値上げされていても、今後再生可能エネルギーが普及すれば、長期的には電気料金は安定してきます。
ちなみに再生可能エネルギー発電促進賦課金は、再生可能エネルギーの普及の状況や事業コストを踏まえて算出された買取必要をもとに経済産業大臣が毎年決定しています。
液化天然ガス価格の高騰
CO2の排出量をゼロにするため、石油や石炭ではなくCO2排出量が少ない液化天然ガスへ切り替える動きが世界的にあります。
よって、液化天然ガスの需要が高まり、価格が高騰したことも電気代が高くなる原因と考えられます。
電力使用量が多い
電気代は電力使用量によって計算されているため、電力使用量が多いと当然電気代は高くなります。
では、なぜ電力使用量が多くなってしまうのか?考えられる理由を以下で紹介します。
待機電力の使用量が多い
待機電力というのは、家電製品などを使用していない間も絶えず消費続けている電力のことです。
例えば、コンセントに繋いでいる携帯電話の充電器や、テレビのタイマー予約時などは待機電力を消費しています。
普段使用している家電製品と比べるとごくごくわずかではありますが、積み重なると大きくなります。
余裕があれば待機電力の節約にもチャレンジしてみましょう。
電気代がかかりやすい家電を使いすぎている
家電の中でも、消費電力が大きく電気代がかかりやすいものをたくさん使っている場合、当然電気代は高くなってしまいます。
電気代を節約する上で、「電気代が高い家電」を把握しておくことは非常に大切です。なぜなら、大きく電気代がかかっている家電を中心に節約すれば、楽に大きく節約することができるからです。
たとえ節約を頑張ったとしても、家電全体の電気代うちその家電が占める割合がごくわずかであれば、節約を感じずらいのです。
そのため、まずは各家電が占める割合を把握しておきましょう。
以下、各家電別の電力消費割合です。


*出展:経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー政策について
夏季も冬季もエアコンがダントツで1位ですね。次いで冷蔵庫の占める割合が大きいです。その後は、夏季は照明ですが、冬季は給湯が多いですね。冬はお湯をよく使うため給湯の割合が約2倍に増えていますね。
上の結果から、まずは「エアコン」と「冷蔵庫」の節約から始めると良いでしょう。冬場に関しては「給湯」も節約していきましょう。
反対に、全体に占める割合が小さい「パソコン」「温水便座」「洗濯機」などは節約したとしても大きな差が生まれないため、そこまで意識せず今まで通り使用すれば良いでしょう。節約するとしても、エアコンや冷蔵庫の節約を最大限にしてからにしましょう。
家電の使い方が良くない
普段何気なく使っている家電ですが、使い方によっては余分な電気代がかかっていることも多いです。
特に良く使うエアコンや冷蔵庫などは使い方を見直してみましょう。具体的な対策は、後に紹介する節約術をご覧ください。
ライフスタイルが変化している
ライフスタイルの変化も電気代が高くなる原因となります。
例えば、在宅の仕事が増えて日中家で電気を使うことが増えた場合は、電気代が高くなるでしょう。
また、オール電化に変えた場合や暖房器具の頻度が高まった場合なども電気代は高くなります。
家族構成が変化している
子供が生まれたり、同居する家族が増えたりすると、電気代も上がります。
それは、家族が増えることで使う部屋が増えたり、家電製品を稼働させる時間が増えるためです。
漏電している
住宅、家電等の電気配線に問題がある場合、漏電が起こることがあります。漏電すると、電気を使っていないのにも関わらず電気代が膨らんでしまいます。
使わない家電の電源コードをきつく縛っていたりすると、配線にダメージが加えられ漏電の可能性があるためやめましょう。
家電製品が漏電しないように、普段から定期的に点検をしておくことをおすすめします。
電気の盗難
電気が盗難された場合、不正に電気を使われてしまうことで、自分は使っていないのに電気代が異常に高いということが起きてしまいます。
定期的に点検するようにしましょう。身に覚えのない配線や、どこに繋がっているかよくわからない配線がある場合はオーナー・管理会社等に問い合わせてみましょう。
設定されている電気料金が高い
設定されている電気料金がそもそも高い方もいると思います。その場合、電力会社の乗り換えを検討してみましょう。3万円以上の電気代節約も可能です。
電力会社に直接問い合わせてもよいですが、エネチェンジで乗り換えるとキャッシュバックなどの特典があるため利用してみると良いでしょう。
電気料金プランが適切ではない
電力会社は各々で様々な電気料金プランを提供しています。例えば、日中が仕事で家にいないなどで夜間に電気を多く使う場合、夜間の電気代が安くなるプランを選んだ方がお得です。
また、日本卸電力取引所の価格に基づき電気料金が計算される市場連動型プランの場合、電気市場価格が高騰すれば電気料金も上がります。
電気料金が高騰する時期は、市場連動型プランにしない方が良いでしょう。
自分のライフスタイル、電気市場価格に敏感になり、今の状況に最適な電気料金プランを選んで賢く節約していきましょう!
古い家電を使っている
最近の家電は省エネの性能が高いですが、古い家電は消費電力が大きいため、同じ時間使っていたとしても古い家電の方が電気代が高くなります。
例えば、10年以上前の冷蔵庫と最近の冷蔵庫で比較した場合、年間で数万円という差が出てきます。初期費用はかかるものの、新しい家電に買い替えた方がお得なことが多いです。
すぐにできる電気代節約術17選
ではここから電気代の節約術を紹介していきます。「すぐに実践できそう」と思うものから取り入れていきましょう!
~電気料金編~
1.電力会社を乗り換える
2016年4月1日以降、電力会社は自由化しており、消費者は自由に電力会社を選ぶことができるようになっています。
そのため電気代が高いと感じている方は、今の電力会社を無理に使い続ける必要はないのです。
そもそも電気料金の安い電力会社に乗り換えてしまえば、電力使用量は今まで通りでも大幅な節約が可能です。
電力会社を選ぶ上でのポイントを以下にまとめておきます。
・料金を比較する ・ライフスタイルに合った料金プランを選ぶ(日中は仕事の場合は夜間が安くなるプラン等)
・世帯人数から契約アンペア数を決める(1人暮らしなら30Aで十分)
・優良企業であるか確認する
・自分に合った支払方法ができるか確認する
また、電力会社を乗り換える場合、電力会社比較の専用サイトから申し込むことでかなりお得に乗り換えることができます。
一番おすすめの専用サイトはエネチェンジです。
直接電力会社に問い合わせをするとキャッシュバックなどは無いことが多いですが、エネチェンジから申し込みをすると、多いと「年間で3万円キャッシュバック」など大きなメリットが得られます。
2.契約プランを変更する
多くの電力会社では契約プランを複数の中から選択することができます。最もスタンダードな契約プランは「従量電灯」というプランであり、使用電力量によって電気料金が加算されるプランです。
ただ、割引が適用されるプランに変更することで安くなる場合があります。
例えば、「日中は仕事で家におらず電気をほとんど使わないが、夜はたくさん使う」という場合、夜間の電気料金が割引になるプランにすることでお得に電気を使用することが可能です。
その他にも、基本料金0円で使った分だけ支払うプランや、オール電化向けのプランなど様々なプランを提供している電力会社が多いです。
そのため、自分のライフスタイルに合った契約プランを選ぶことをオススメします。
3.契約アンペア数を下げる
契約アンペア数というのは、家庭で使用できる電流の最大量のことです。基本的に、契約アンペア数が多ければ多いほど電気料金は高くなります。
そのため、契約アンペア数を最小限に抑えることで、電気料金を節約することができます。
1人暮らしの場合は30A、家族がいる場合は40A~60Aを目安にすると良いでしょう。
電流を多く使う電化製品(電子レンジ、電気ケトル、ドライヤー等)をあまり使わない場合は、目安よりも低いアンペア数でも問題ありません。
4.電気料金の支払い方法を見直す
電気料金の支払いをクレジットカードにすることで、ポイント還元を受けることができます。
また電力会社にもよりますが、電気料金の支払いを口座振替にすることで割引が適用されるケースもあります。
契約時になんとなく支払い方法を決めてしまった方は、今一度支払い方法を見直してみると良いでしょう。
~全般~
5.電気代が高くなる時間帯の使用を抑える
従量電灯などスタンダードな契約プランにしている方は時間帯による電気料金の違いはありませんが、プランによっては、時間帯による電気料金の違いがあります。
電気代が高くなる時間帯を意図的に避け、安くなる時間帯にまとめて使用することで電気代節約につながります。
例えば、昼間の電気料金が安くなるプランの場合、夜に洗濯機などを動かすのは避け、昼間にまとめて動かすほうが節約になるでしょう。
6.電力使用量を把握する
電気料金は、電力使用量によって計算されているため、普段から電力使用量の多い電化製品の使用を抑えることで、大幅な電気代節約が可能となります。
HEMS等のシステムを活用することで、電力使用量を把握することができます。把握するだけでなく、HEMSを導入することで、電化製品をスマホで遠隔操作することも可能です。
例えば、エアコンの電源を切り忘れて外出してしまった場合、外出先からスマホで電源をOFFすることが可能です。
7.省エネ家電に変える
家電全般に言えることですが、メーカーや年式によって消費電力は様々であり、消費電力の大きな家電を使っていると余分な電力を使うため電気代も高くなります。
特に、10年以上まえの冷蔵庫など、古い家電を使っている場合は要注意です。かなり損している可能性が高いです。その場合、最新の冷蔵庫に変えるだけで、年間で5,000~7,000円程度節約することができます。
「でも冷蔵庫を買う値段の方が高くつくんじゃないの?」という声もあるかと思います。
もちろん初期投資は決して安くないですが、長い目で見るとお得になることが多いです。また、最新のものに変更することで冷蔵機能もアップするため、一石二鳥と捉えることができます。
1人暮らしの場合であれば2万円程度で冷蔵庫が買えるため、年間7,000円節約できたとすると、3年でもとがとれることになります。
古い家電を使い続けている場合は思い切って買い変えてみましょう。
古い家電でなくても、いわゆる「省エネ家電」に買い替えることで電気代節約につながることが多いです。
買い替える際は、「消費電力」が今の家電よりも小さいことを必ず確認するようにしましょう。
8.自家発電する
自家発電とは、発電会社から供給される電力を使うのではなく、何らかの発電設備を用いて消費者自らが発電を行うことです。
自家発電すれば、電気を自ら生み出してそれを使うだけなので、電気代を大幅に減少させることができます。
また、自給自足でのエネルギー調達をしているため、再生可能エネルギー発電促進賦課金を抑えることができます。そして、環境問題への貢献にもなります。
さらに、自分で電気を作り出しているため、災害時の停電の心配がありません。非常用電源としても、自家発電は現在注目を集めています。
自家発電して余った電気に関しては、電力会社に売ることもできます。そう考えたら、初期の導入コストはかかるものの長期的に見ると大きな節約につながる可能性が高いです。
自家発電ってどうやれば良い?
自家発電の具体的なやり方ですが、「太陽光発電&蓄電池設置」がおすすめです。太陽光発電であれば、晴れている日であれば、ソーラーパネルが勝手に発電してくれます。
ソーラーパネルと聞くと「なんだか大きそう」とイメージされるかもしれませんが、持ち運びできる小さなものもあります。
太陽光発電をするのであれば、まずは太陽光発電の一括見積もりサービス【エコ発】などで見積をとりましょう。
蓄電池であれば、蓄電池の一括見積もりサービス【エコ発蓄電池】で見積もりをとれば間違いないです。
~冷暖房機器編~
9.エアコン使用時なるべく外気温度に近い設定温度にする
夏はとくに冷房を長時間つかうと思いますが、その際、なるべく高い温度に設定するようにしましょう。もちろん、涼しいと感じないと意味はないですが、涼しいと感じるギリギリまでは温度を上げると電気代の節約につながります。
冷房の設定温度と外気温度との差が大きければ大きいほど電力使用量は大きくなり、その分電気代も上がってしまいます。そのため、できる限り外気温度に近い温度で冷房を使用しましょう。
ちなみに、外気温度が31℃のときに冷房の設定温度を27℃→28℃に変更するだけで、年間約940円の電気代節約になります。
ただ、無理に温度を上げて体調が悪くなってしまっては意味がないため、無理のない範囲で設定温度を調節するようにしましょう!
暖房使用時も冷房と同様で、外気温度に近い方が節約になります。
外気温度が6℃のときに暖房の設定温度を21℃→20℃に変更するだけで、年間約1,650円の電気代節約になります。
冬場は寒いため、設定温度を上げたくなる気持ちは分かりますが、目的は室内を十分に暖めることなので、室内が暖まっているならむやみに温度を上げないようにしましょう。
室内が十分に暖まってる状態であれば、設定温度を1℃変えたくらいで室内の温度はそこまで変わりません。
※出典:経済産業省 資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約
10.電気こたつ布団使用時、掛&敷布団を併用する
こたつ布団だけを使用する際、掛布団と敷布団を併用することで体感温度が上がるため、こたつの設定温度が低めでも問題ない状態が出来上がります。その結果、電気代の節約につながります。
こたつ布団ではなく、掛布団と敷布団を併用することで、年間約1,010円の節約になります。
※出典:経済産業省 資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約
11.断熱シートを活用する
窓に断熱シートを貼ることで、エアコンなどの電気代がかかる家電の使用時間を抑えることができます。
断熱シートは安くで手に入るため、一度検討してみると良いでしょう。
12.室外機の周りにものを置かない
室外機の近くにものを置いている場合、冷暖房の効果が弱まってしまいます。少し離れた場所に移動させるなどして、吹出し口を塞がないように注意しましょう。
13.サーキュレーターを活用する
サーキュレーターはとにかく電気代が安いです。1日8時間で1か月使用しても約180円です。
一方で、エアコンだと1日8時間で1か月使用すると、約13,000円かかってしまいます。
私自身、夏の暑い日にサーキュレーターを活用するようにしているため、大幅に電気代をカットできています。
サーキュレーターだけだと暑いと感じる場合、エアコンとサーキュレーターを併用することをおすすめします。サーキュレーターが室内の空気を素早く循環させてくれるため、エアコンの使用時間が減るはずです。
~キッチン編~
14.冷蔵庫内のものは壁から離す
冷蔵庫内のものと壁を離さないと、放熱の効率が悪くなり、余分な電力を使うことになります。
冷蔵庫内のものの上と両側が壁に接している状態から片側のみ接している状態に改善するだけで、年間約1,400円の節約になります。
※出典:経済産業省 資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約
~照明編~
15.電球形LEDランプを使用する
電球交換をどうせするのであれば「電球形LEDランプ」にすることをおすすめします。明るく、寿命も長くありながら、電球形蛍光灯よりさらに消費電力が小さいのです。
白熱電球を使用している場合、電球形LEDランプに変更することで、年間約2,790円の節約になります(54W→9Wに変更した場合)。
※出典:経済産業省 資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約
~パソコン編~
16.パソコンの電源オプションを「システムスタンバイ」にする
電源オプションを「モニタの電源」ではなく「システムスタンバイ」いわゆるスリープ状態に変更することで、電気代節約につながります。
目安として、90分以内に再度PCを使用する場合、スリープにしておく方が節約になります。
デスクトップPCの場合、電源オプションを「システムスタンバイ」に設定することで、年間約390円の節約になります。
ノートPCの場合、電源オプションを「システムスタンバイ」に設定することで、年間約50円の節約になります。
そこまで大きな節約にはならないため、余力のある方のみ実践しましょう。
~洗濯機編~
17.乾燥機をなるべく使わない
乾燥機を毎回使っている方は、自然乾燥に変えるだけで年間約12,230円もの節約になります。
※出典:経済産業省 資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約
おすすめの電力会社
リミックスでんき

基本料金が0円であり、30分ごとに価格が変動する料金設定となっています。
価格安い時間帯で電気をまとめて使うなど、上手く工夫すれば大きく電気代を節約することができます。
「決まった時間帯に電気を多く使う」という方にオススメです。
Looopでんき

先ほどと同様、基本料金が0円であり、30分ごとに価格が変動する料金設定となっています。
価格安い時間帯で電気をまとめて使うなど、上手く工夫すれば大きく電気代を節約することができます。
また、ガスと一緒に契約することで電気代が安くなります。
「決まった時間帯に電気を多く使う」「ガスも一緒に乗り換えたい」という方にオススメです。
アルカナでんき

基本料金が0円、従量単価も安いという特徴があります。
上の2つと違って、価格が変動することはなく、決まった従量単価をもとに、電力使用量によって電気料金が計算されるようになっています。
「価格変動は怖いけど安く使いたい」という方にオススメです。
電気代に関するよくある質問
- Q電気代が高いのはなぜでしょうか?
- A
電気代が高い原因を以下にまとめておきます。
・補助金制度の終了
・電気代の値上げが実施されている
・電力使用量が多い
・設定されている電気料金が高い
・電気料金プランが適切ではない
・古い家電を使っている
- Q一人暮らしの電気代の相場はどれくらいでしょうか?
- A
1人暮らしの平均電気料金は6,808円/月です。
※出典:政府統計の総合窓口(総務省)「家計調査_2022年」
- Q電気代を大幅に節約する方法はありますか?
- A
あります。電力会社を乗り換えることです。2016年4月から電気の自由化が始まっており、消費者は自由に電力会社を選ぶことができます。今よりも安い電気料金の会社に乗り換えることで、今までと同じ電気の使い方でも大幅な節約が可能です。
まとめ
電気代が高い原因と今すぐできる節約術9選を紹介しましたが、電気代を最も手っ取り早く節約する方法は「電力会社を乗り換える」ことです。
ただ、ほとんどの人はこれを知りません。そのため、なんとなく今契約している電力会社を利用し続けるのです。
でも皆さんは「電力会社を乗り換える」という方法を知ることができたので非常にラッキーです。
実際に乗り換えるハードルが高いと感じる方は、プロのスタッフが揃った電力会社乗り換えサービスを利用することをおすすめします。
分からなければスタッフに聞けばよいので、とりあえず問い合わせてみると良いでしょう。
私も後悔していますが、乗り換えを先延ばしにする=無駄な電気代を垂れ流し続けるということです。
すぐに行動することで何事も早く改善します。もし途中で乗り換えしなくて良いやと思えばやめれば良いのです。完全無料なので損をすることはありません。
家賃やバッグなどは高ければそれだけクオリティも高いので満足度が上がりますが、光熱費に関しては高くても安くても満足度は変わりません。なので安いに越したことはないのです。
少しの行動意識で年間数万円の差が出てきます。
以下で、電気代の節約方法についてどのサイトよりも詳しく解説しているので、一度チェックしてみましょう。
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