光熱費のうちガス代が占める割合は大きいです。そのため、「ガス代の節約方法」を知ることは大切です。
そこで、年間で4万円のガス代節約に成功した私が、ガス代の節約方法50選を紹介します。
ガス代が高い原因についても解説しているため、まずは「自分は何が原因でガス代が高くなっているのか」を把握しましょう。その上で、紹介する節約術を実践して行くと良いでしょう。
先に結論を言ってしまいますが、ガス代を手っ取り早く大幅に節約する方法は「ガス会社を乗り換えること」です。
数あるガス会社乗り換えサービスの中で最もおすすめな「ガス屋の窓口」について解説している記事がありますのでぜひご覧ください。
ガス代の相場ってどれくらい?
まず、そもそもガス代の相場がどれくらいであるかを知っておくことが重要です。その上で、自分が毎月払っているガス代がどれくらい高いのかを把握しましょう。
以下、世帯人数別の平均ガス料金です(全世帯平均のガス料金は一番下の行)。
世帯人数 | ガス代(2023年1月~3月) |
---|---|
1人 | 4,430円/月 |
2人 | 7,628円/月 |
3人 | 8,650円/月 |
4人 | 8,208円/月 |
5人 | 8,413円/月 |
6人 | 7,646円/月 |
平均 | 6,723円/月 |
※出典:政府統計の総合窓口(総務省)「家計調査_2023年」 1~3月
1人暮らしの場合、平均ガス料金は4,430円/月であることが分かります。2人暮らしなら7,628円/月、3人暮らしなら8,650円/月というように、世帯人数が増えるごとにガス代も高くなっていることが分かります。
ただ、それ以降(3人以上)の世帯ではガス代に大きな差がないことも分かります。
上記のガス代相場はあくまで目安であり、「ガスの使用量」や「都市ガスとプロパンガスのどちらを使っているか」等で料金は大きく変わってきます(基本的にはプロパンガスの方が高くなります)。
そのため、以下にプロパンガス料金消費者協会が公表している都市ガスとプロパンガスの適正価格を載せておきます。
事前準備として、自宅に毎月届く検針票(最新月のものが望ましい)をご用意いただき、「基本料金」と「従量単価」をご確認ください。従量単価とは、1㎥あたりの料金のことです。
もし記載がない場合は、ガス会社と契約した際の資料に記載があります。万が一なくしてしまった場合は、ガス会社に直接「基本料金」と「従量単価」を確認してみましょう。
自分が普段支払っている料金を把握した上で、以下の適正価格と比較してみましょう。
都市ガス | プロパンガス | |
適正価格(東京ガス-プロパン換算価格) | 適正価格(協会紹介価格) | |
基本料金(税込) | 1,056円 | 1,650円 |
従量単価(税込) | 343.2円 | 308円 |
10㎥利用時料金(税込) | 4,488円 | 4,730円 |
適正価格よりも普段のガス料金が高い場合は、ガス料金を見直した方が良いでしょう。ガス代が高い原因と安くする方法は後で説明します。
ガス代が高い原因
ガス使用量が多い
ガス代は、ガス使用量によって算出されているため、ガス使用量が多いとガス代が高くなります。キッチンや暖房器具など、ガスを使用する機器を把握した上で使用量を見直すと良いでしょう。
では、なぜガス使用量が多くなってしまうのか?その要因を以下にまとめておきます。
・寒い時期にお湯を多く使っている(冷たい水を温めるには多くのガスを使う)
・ライフスタイルが変化している(家族が増えればその分ガス使用量が増える)
・性能の高いガス機器を使っている(性能が高いとガス使用量が多い)
設定されているガス料金が高い
契約しているガス会社が設定しているガス料金がそもそも高いということもあり得ます。ガス料金が高くなっている要因を以下に挙げます。
・ガス代値引き期間の終了(電気・ガス価格激変緩和対策事業による値引き終了)
・契約時から高い
・契約後に値上げされている
給湯器の熱効率が良くない
古い給湯器を使い続けている場合、給湯器が老朽化していて熱効率が悪くなっている可能性があります。熱効率が悪くなると、水を温めるために多くのガスを必要とします。その結果、ガス代が高くなってしまいます。
10~15年を目安にして給湯器を交換することをおすすめします。
ガス代の節約術50選
~ガス料金編~
1.ガス会社を乗り換える
正直、ガス会社を乗り換えるのが一番手っ取り早くて、ガス代節約額も大きいです。
新しいガス会社に乗り換えてガス代を安くするには、自分のエリアのガス会社を比較し、一番安いガス会社と契約する必要があります。
ただ、ほとんどガス会社は料金を公表していないため、個人で会社比較することは困難です。
そのため、ガス会社乗り換えサービスを利用して、おすすめのガス会社を教えてもらい変更するという流れがスタンダードです。
おすすめのガス会社乗り換えサービス紹介
第1位:ガス屋の窓口

「どのサービスが良いか分からないという方は、ガス会社最大手の「ガス屋の窓口」が一番おすすめです。最短8営業日で乗り換えが完了するスピード感があります。さらに、紹介してもらえるガス会社は全て優良企業であるため安心して契約することができます。
また、ガス会社乗り換え後の値上げがされないように、「永久監視保証」と「一年間返金保証」が付いています。
ただし、プロパンガスしか対応していないため、注意しましょう。
第2位:エネピ

「自分でガス会社を比較したい」という方は「【エネピ】」がおすすめです。比較検討するためのガス会社情報を提供してくれるため、自分で契約するガス会社を比較して決定することができます。
第3位:ガスチョイス

「ガス会社のことは良く分からないから丁寧にスタッフに教えてほしい」という方は【ガスチョイス】がおすすめです。
ガスチョイス運営会社の親会社である「株式会社Wiz」はコールセンター業の経験と実績が豊富であるため、電話対応スタッフの対応が良いです。
ただ、「ガス屋の窓口」や「【エネピ】」のように料金監視保証制度がありませんので、注意しましょう。
2.ガス代を値下げしてもらう
ガス会社乗り換えが難しい場合は、今のガス会社に値下げ交渉してみるのも良いでしょう。ガス会社によりますが、上手くいけば大きな節約になることがあります。
私自身、実際にガス料金が高いことに悩んでいたため、自分でガス会社に電話し、「料金を下げてほしい」と伝えたところ、年間で約3万円の節約につながりました。
特にプロパンガスの場合、自由料金であるため、プロパンガス業者が好きなように価格を決めることができます。
その結果、適正価格よりもはるかに高い料金設定がされていることもあります。そのことをガス会社も自覚しているため、値下げ交渉されたら案外スムーズに値下げに応じてくれることもあります。
高いと感じた段階で、まずはガス会社に連絡してみることをおすすめします。
3.セット割にする
会社によっては、ガス以外にも、「電気」「インターネット」「動画配信サービス」などとのセット割を提供しているケースもあります。電気代やネット代も高いと思っている場合はセット割も検討してみると良いでしょう。
「東急でんき&ガス」ならガスと電気をセットで契約できる

東急でんき&ガスは、でんきとガスをセットで契約できるだけでなく、プランが豊富であるため、自分のライフスタイルに合わせて契約することができます。以下にプランをまとめておきます。
一般プラン:一般家庭向けのプラン
床暖房プラン:家庭用ガス温水床暖房を利用している家庭向けのプラン
エコ給湯器プラン:潜熱回収型高効率給湯器(エコジョーズ等)が設置されている家庭向けのプラン
また、東急線の通勤または通学定期券を利用している場合、東急でんき&ガスの利用料金の割引サービスが適用されます。
4.オール電化にする
オール電化を導入すれば、そもそもガスは使用しないため、大幅な節約が可能です。初期費用として、オール電化の設備の導入費用がかかりますが、長い目で見れば光熱費節約につながる可能性が高いです。
「オール電化にすると電気代が高くなるのでは?」と思われるかもしれませんが、オール電化専用の電力プランに切り替えることで電気代を抑えることができます。
具体的には、夜間のみ電気代が安くなるプランなどです。「日中は仕事で家におらず帰ってきてから夜間に電気を使うことが多い」という方にはピッタリのプランです。
その他、早朝が安くなるプランなど様々なものがあるため、まずは電力会社のプランを確認し、ご自身のライフスタイルに合ったプランを選択するようにしましょう。
5.支払い方法を変更する
クレジットカード払いに変更すると、ポイントが還元されるためお得になります。還元率の高いカードを作って登録すれば、よりお得に支払いができるでしょう。
また、口座振替で支払いをすると割引を受けられる会社もあります。ガス会社を新規で契約する(または乗り換える)際は、提供しているサービスを確認してみましょう。
6.都市ガスに変更する
現在プロパンガスを利用している場合、都市ガスに変更することで大きくガス代を節約することができます。
なぜ都市ガスよりプロパンガスの方が高い?
都市ガスは、既存のガス管を利用してガスを供給するため、家庭にガスを供給するコストが安く済みます。しかしプロパンガスは、ガスボンベを家庭まで運ぶ必要があるため、ガソリン代等のコストが余分にかかるのです。
もう一つの理由としては、ガス供給エリア内で価格競争が行われていないということが挙げられます。力のあるガス会社同士が、料金を話し合って決め、価格競争が起こらない状況にしているのです。そのため、いつまでも高い料金のまま変わらないのです。
ほとんどの消費者はこのような実態を知りません。そのため、知らず知らずのうちに損しているケースが多いのです。
~キッチン編~
7.食器洗いの際は水の温度を低めにする
冬場は温かい水を使いたくなるかもしれませんが、必要以上に熱くしないようにしましょう。温度が高ければ高いほどガスを多く使います。夏場などはそのままの水を使うようにすると大きな節約に繋がります。
給湯器の設定温度を40℃から38℃に下げると、年間で約1,430円の節約になります。
8.電子レンジを活用する
短時間(数分程度)の過熱料理であれば、ガスコンロではなく電子レンジを使った方がガス代節約になります。ただ、長時間の場合に電子レンジを使うと、電気代が高くなってしまうため、調理方法によって使い分けるのが良いでしょう。
野菜を調理する際、ガスコンロではなく電子レンジを活用すると、年間で最大約1,000円の節約になります。
9.料理で強火を使わない
ガスコンロで調理する場合、強火よりも中火などにした方がガス使用量が減り、年間約390円の節約になります。特に「炎がなべ底からはみ出さない」ことが大事です。
10.食器洗い乾燥機を活用する
食器洗い乾燥機を活用することで、ガス代節約につながります。電気代はかかりますが、食器洗い乾燥機でまとめ洗いをすることで年間約19,090円の節約になります。
11.食器洗いの際は水を出しっぱなしにしない
食器洗い乾燥機が家になく、食器を手洗いする場合、水を出しっぱなしにしないようにしましょう。食器を洗うときは蛇口を止めてまとめて一気に洗い、流すときは一気に流すようにすることでガス代だけでなく水道代も節約できます。
12.ゴム手袋を活用する
食器洗いをする際、冬場などは特にお湯を使う頻度が高いと思います。ただ、お湯を使い続けるとガス代が高くなってしまいます。そんなときにゴム手袋を活用しましょう。手が冷たいのも軽減することができるため、お湯を使わずに洗うことができるでしょう。
13.水を沸かす際は水道水から出るお湯を沸かす
お湯を沸かす際、常温の水をガスコンロで沸かすよりも、給湯器で温めたお湯を沸かす方がガス代節約になります。これは、給湯器の熱効率が良く、ガスコンロのみで温める場合と比べてガスの使用量が抑えられるためです。
14.なるべく電気ケトルでお湯を沸かす
電気ケトルがある場合は、ガスコンロではなく、なるべく電気ケトルでお湯を沸かすようにしましょう。電気代はかかりますが、1回お湯を沸かすのに約3.26円で済むためかなり節約になります。
15.料理をする際は一度に大量に作る
毎食ガスコンロを使って料理するよりも、一度に大量に作り置きする方がガス代節約になります。大量の料理を保存する際は、1食ごとに細かく分けてタッパーに入れるorラップでくるむなどしてから冷凍保存しておきましょう。
16.IHクッキングヒーターを活用する
料理をする際、ガスコンロよりもIHクッキングヒーターを使う方が節約になります。ただ、IHクッキングヒーターを買う費用や、IHクッキングヒーター対応のフライパン・鍋等を買う費用がかかります。
そのため、この先どのくらいIHクッキングヒーターを使うか考えた上で、しばらくIHクッキングヒーターを使うのであれば購入する方が長期的には節約になるでしょう。ガスコンロを使うことが多い場合は、ガスコンロでの調理のままでも良いかと思います。
17.加熱時間の長い料理を避ける
揚げ物などは、高温の油を使用するため加熱時間が長くなる料理です。そのため、焼き料理や蒸し料理など加熱時間の短い料理を作るようにすると節約になります。
18.フライパンや鍋は大きめのものを使用する
ガスコンロで発生した炎の熱を早く具材に伝えるために、フライパンや鍋は大きめのものを使用するようにしましょう。これは、大きめのものを使用することで底の面積が広くなるため、熱が伝わりやすいという仕組みです。
19.圧力鍋を活用する
圧力鍋を活用することで、早く具材が加熱されるため、ガス使用量を抑えることができガス代節約になります。揚げ物や煮物など加熱に時間のかかる料理は圧力鍋を活用にしましょう。
20.中華鍋を活用する
中華鍋を活用すれば、ガス代の節約になります。なぜなら、中華鍋は鍋全体に均一に熱が伝わるため、具材に早く火が通ります。普段使わない方は一度検討してみると良いでしょう。
21.余熱を活用する
なるべく早くガスコンロを切り、ガスの使用量を抑えることでガス代節約になります。余熱だけでも料理ができる献立を用意しておくと良いでしょう。
例えば、パスタなどは余熱で調理可能です。水が沸騰したタイミングでガスコンロの電源を切り、パスタを鍋に入れて後は指定の茹で時間を待つだけです。
22.炊飯器を活用する
ガスコンロの代わりに炊飯器を活用することで、ガス代節約になります。炊飯器は「ご飯を炊くためのもの」とう認識が強いですが、効率よく熱が具材に伝わる構造になっているため、意外と様々な料理を作ることができます。
23.フライパンや鍋で料理をする際にフタを活用する
フタをすることで、熱が具材に早く伝わるため、ガス使用量を抑えることができ、ガス代節約になります。積極的にフタを活用していきましょう。
24.フライパンや鍋の裏の水を拭く
フライパンや鍋の裏に水が付いたまま料理をすると、具材に熱が伝わるのが遅くなるため、ガス使用量が増えてしまいます。調理前には、裏面の水をしっかりと拭き取っておくのを忘れないようにしましょう。
25.冷凍食材は先に解凍しておく
冷凍庫から出してすぐの食材をフライパンや鍋で加熱して調理しようとすると、かなり時間がかかります。そのため、予め自然解凍させておき、ガスコンロを使う時間をなるべく短く済むようにしておきましょう。
26.石油ストーブを活用する
石油ストーブが家庭にある場合、ストーブの天板の上にフライパンや鍋を置くことで料理する方法もあります。冬場に石油ストーブを使う際に、ついでに料理もできてしまう状況を作れば、かなりガス代が節約できますね。ただ、石油ストーブで料理する際は、天板の上の調理器具が落ちないように十分注意しましょう。
27.調理器具は定期的にお手入れする
フライパンや鍋が汚れている状態で調理すると、熱が具材に伝わるまでに時間がかかるため余分なガスを使うことになります。普段良く使う調理器具は定期的にお手入れするようにしましょう。
28.なるべく同時に調理する
野菜と面を同時に茹でるなどするとガス代の節約になります。可能な場合はなるべく同時に調理することをおすすめします。
29.給湯器の熱効率を上げる
古い給湯器を使い続けている場合、老朽化等により熱効率が下がっていて余分にガス代がかかっていることがあります。新しいものに変えるなどして熱効率を上げることでガス代節約につながります。
30.ガスバーナーを定期的にお手入れする
ガスバーナーが汚れていると、穴が塞がり点火不良や不完全燃焼となることがあります。定期的にガスバーナーの穴が詰まらないようにお手入れをしましょう。目安は月1回程度です。
お手入れ手順を以下に示します。
①布でバーナーの汚れを拭きとる(使用後すぐにやらないこと!)
②バーナーの穴に竹串を刺し掃除する
③その他の箇所は歯ブラシ等で軽くこする
31.具材は小さく切る
炒め物や煮物をする際、具材は小さく切るようにしましょう。そうすることで早く具材に熱が伝わり、ガス代の節約になります。
~風呂編~
32.お風呂の追い炊き回数を減らす
お子さんが多い家族など、世帯人数が多い場合、お風呂に入るタイミングが全員バラバラだと追い炊き回数が増えてしまいます。水を温めるためにはガスが必要なため、その回数が増えればその分ガス代も高くなります。
一日に追い炊き回数を1回に抑えた場合、年間で約6,190円の節約になります。
「同じタイミングでお風呂に入る」「浴槽に蓋をして温度低下を防ぐ」などが有効でしょう。浴槽に浸かっているときは半分だけ蓋をするとお湯の温度低下につながります。
フタが邪魔と感じる場合、「保温シート」を使うという手もあります。
33.シャワーを出しっぱなしにしない
シャワーからお湯を出しっぱなしすると、ガス代だけでなく水道代も高くなります。シャワーを1分間出しっぱなしにすると約12Lの水が無駄になっています。
シャワーの出しっぱなしを1分間短縮した場合、年間で約2,070円の節約になります。また、同時に水道代も年間約1,140円の節約になります。
使わないときはこまめに止めることで節約を実現していきましょう。
34.給湯器の温度は低めに設定する
冷たい水を温めるためには多くのガスを必要とします。そのため、なるべく給湯器の温度は低めに設定するようにしましょう。ただ、冷たいほどの水でお風呂に入って風を引いてしまっては意味がありません。自分が問題ないと思える温度に設定し、必要以上に熱くしないことがポイントです。
35.浴槽にたくさんお湯を張らない
お湯をたくさん張ろうとすると、それだけ多くのお湯を作りだす必要があるためガス使用量も増えます。必要最小限に抑えるように工夫しましょう。
お湯が溜まったら自動で止めてくれるシステムが付いている場合は、積極的に活用するのも良いでしょう。
36.節水シャワーヘッドを活用する
節水シャワーヘッドは、通常のシャワーヘッドよりも穴の大きさ・数が抑えられています。そのため、同じ時間シャワーを使ったとしても、節水シャワーヘッドの方がガス代および水道代の節約になります。
37.給湯システムの電源を切る
風呂場に給湯システムが設置されいる物件の場合は、給湯システムの電源は切っておき、風呂に入るときだけ電源を入れるようにしましょう。
自動で追い炊きが行われる機能が付いている場合、風呂に入るとき以外にガスを使うともったいないです。
電源を切るのがめんどくさい場合は、給湯システムの設定を「自動」ではなく「エコ停止」など無駄遣いをしない設定にしておきましょう。
38.シャワーを活用する
1人暮らしの場合、湯舟に浸かるよりもシャワーを活用した方が光熱費は安くなります。反対に、家族がいるなど世帯人数が多い家庭の場合、シャワーを使うよりも湯舟にお湯を張った方が安くなります。なぜなら、一度お湯を張ってしまえば、全員で使い回すことができるからです。
ただ、追い炊き回数が増えてしまうとガス代が毎回かかるため、まるべく立て続けにお風呂に入るように心がけましょう。
39.お風呂に入るときは換気扇を止める
換気扇が付いているとお風呂の中の温度が下がりやすいです。そのため、お湯の温度を必要以上に上げて余分なガス代がかかりやすいです。お風呂に入るときは換気扇を止めておきましょう。
ただ、お風呂から上がった後は、湿気がこもりやすいため換気扇をするようにしましょう。
40.ジムのお風呂を利用する
学校・会社帰りなどにジムを利用している方であれば、ジムのお風呂を利用するとガス代も水道代も節約できます。家でお風呂に入る場合、1回分で水道代とガス代合わせて約260円かかります。安いジムであれば月額3,000円のとこもあるため、そのジムのお風呂を利用した場合、1回分100円となります。
健康的に体を動かして、さらに節約までできると考えたらジムは結構良いかもしれませんね。
~暖房機器編~
41.ファンヒーターの温度は20℃に設定する
冬場などにファンヒーターを使用する場合、設定温度が高ければ高いほど多くのガスを必要とします。
設定温度を21℃→20℃に変更した場合、ガスファンヒーターなら年間約1,320円、石油ファンヒーターなら年間約880円の節約になります。
42.ファンヒーターは使用するときだけ電源をつける
ファンヒーターを使用する際、つけっぱなしにしているとガスを使い続けることになるためガス代が膨らみます。タイマー機能を活用すれば、勝手に電源をON/OFFしてくれるため、忘れずに済みますね。
ファンヒーターの使用時間を1日あたり1時間短縮した場合、ガスファンヒーターなら、年間約2,050円、石油ファンヒーターなら年間約1,370円の節約になります。
43.ガスファンヒーターだけを使わないようにする
ガスファンヒーターだけで部屋を温めようとするとかなりガス代が高くなります。部屋が暖まったと感じたら、エアコンに切り替えるなどすると、ガス代を抑えることができます。
44.ガスファンヒーターのフィルターを掃除する
ガスファンヒーターのフィルターにホコリがたまると、部屋を暖めるのに時間がかかり、余分なガスを使用することになります。定期的にフィルターを掃除するようにしましょう。
フィルターを掃除する際は、ガスファンヒーターの電源を切り、まずは外側から掃除機でホコリを取り除きましょう。その後、フィルターを取り出し、床にフィルターを置きます。その状態で再度上から掃除機でホコリをとりましょう。
掃除機でもとれないほどのホコリが付着している場合は、中性洗剤等を付けてスポンジでこすると綺麗に落ちることがあります。水洗いをした場合は、しっかりと水気を切ってから本体への取り付けを行ってください。
定期的なお手入れでガス代を節約していきましょう。
45.ファンヒーターは窓際に設置する
冬場、部屋の中で最も寒い場所は窓際です。ファンヒーターを窓際から離れた場所に置くと、天井から降りてきた温かい空気が窓際で冷やされてしまいます。そうならないために、ファンヒーターを窓際に設置し、窓際の冷たい空気をまず暖めてから室内に循環させるのがおすすめです。
46.服を活用する
ガスファンヒーターで室内を一定に保とうと思っても、どうしても寒すぎたり熱すぎたりする瞬間が出てきます。そうなったときに毎回設定温度を変更していると、ガス使用量が増えてガス代が膨らみます。
服で温度調節できるのであれば、なるべく服を活用していきましょう。
47.人感センサーを活用する
人感センサーの機能が付いているガスファンヒーターを使うと、人の動きに合わせて温度を変えてくれるため、ガス代の節約になります。人がいなくなったときは自動で電源を切ってくれるため、電源の消し忘れもなくなります。
48.適切な大きさのガスファンヒーターを選ぶ
部屋の大きさに合わせてガスファンヒーターの大きさを選ぶと、ガス代の節約になります。なぜなら、大きなガスファンヒーターほどガス使用量が多いため、部屋に合わせて最小限のガスファンヒーターを使用することは節約につながるのです。
49.断熱材を活用する
床暖房などはガスを使用することが多いです。そこで、断熱材を使用することでガス代の節約になります。窓に貼り付けたりして室内の熱が外に逃げないようにしましょう。見た目が気になる方は透明な断熱材を使うことをおすすめします。
断熱材を買うのが負担と感じる方は、プチプチでも代用できるのでお試しください。
50.天気を利用する
夏場はなるべく直射日光を遮る工夫をする。冬場はカーテンを開けて日光を取り入れるなど、暖房器具に頼らない生活を心がけましょう。すなわち天気を利用することでガス代を節約していきましょう。
※出典:経済産業省 資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約、T-fal 使い方とお手入れ
まとめ
以上、ガス代の節約術50選を紹介しました。ガス代を最も節約するにはガス会社を乗り換える必要があります。乗り換えが難しい場合でも、普段の生活を見直すことでガス代を大きく節約することが可能です。
すぐに実践できる節約術を使いこなし、少しでもガス代を安くしていきましょう。
皆さんのガス代が少しでも安くなることを願っています。
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